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無賃乗車する鳩

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福北ゆたか線の列車に乗り込んでくる鳩をＪＲ直方（のうがた）駅で見かけました。
このあたりの鳩は、列車内に食べ物のカスが落ちているのをよく知っているらしく、時々のこのこと乗り込んでくるのを見かけました。
この日はたまたまカメラを持っていたので、写真に取れました。
乗り込むのに、いささかのためらいもなく、のうのうと乗り込んできました。

これを見たときは、この鳩、どこに運ばれるかわからなくなって迷子になって困るだろうと思いました。
でも、よくよく考えると、鳩は伝書鳩もいるくらいで、自分の巣の位置はちゃんとわかっているんだなと思い直しました。

確かに無賃乗車のようですが、ＪＲは目をつむっているようです。

その日のメモにはこう書いています。
2002年1月7日 13:50「鳩が一羽、筑豊本線の直方から電車に乗り込みました。
乗客がパンのかけらを与えたので、それを食べているうちに筑前植木まで乗ってしまいました
女の子がくれた餌を目指して降りていきました」
鳩が、乗客の投げ与えたパンか何かをついばんでいます。




このときの乗車は、私にとってある節目でした。何か、私の節目を祝福してくれているような気もしました。

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