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炭酸温泉三湯比較(長湯、七里田)

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炭酸泉で有名な長湯温泉と、七里田温泉を比較してみました。色々なホームページを参考にしたところ、この三つが炭酸ガスの含有量が多そうでした。
長湯温泉は、日本一の炭酸泉として大々的に宣伝しています。七里田温泉はホームページがぽつんとあるきりで、それもラムネ温泉(下湯)の存在は知る人ぞ知るといったところです。
果たして、どれが日本一の炭酸泉なのでしょうか。
炭酸量の比較方法は、計測器がないので、腕をお湯に60秒つけて、泡のつき方を写真にとって比較しました。
原始的な方法ですが、直感的にすぐ分かります。そして、この単純な比較方法で十分すぎるほどの圧倒的な差が出ました。
もっとも、温泉というのは生き物ですから、その日によって炭酸ガス含有量にはばらつきがあるでしょう。(実際この日は、七里田温泉が特に炭酸ガスが強く出ているということが言われていました。)
また、一度だけの比較では科学的な比較とは言えず、今後何回も比較してみなければならないでしょう。
しかし、取り敢えずの比較結果として、参考までに表にしてみました。

名称 七里田温泉の
ラムネ温泉(下湯)

(七里田温泉館、木乃葉の湯ではありません)
長湯温泉の
ラムネ温泉
長湯温泉街から離れた、
ながの湯
評価
場所 私の作った紹介ページからどうぞ
温度 34.5゜C→この温度についてもっと高いというご意見がありました。あくまでもこれは一度きりの測定値でしかなく、それをここに掲げておくのは誤解を招きかねません。正確なものとも言えません。処置として取り消し線を引き、記述は記録として残します。
閲覧者の皆様は単なる参考、目安にして下さい。
31.5゜C 40゜C 温かいお湯がいい方、特に冬季などは、ながの湯でしょう。
ラムネ温泉二湯は風邪をひきそうです。逆に、夏場の何時間もの長湯には、ながの湯はちょっと暑いかな。
炭酸の量 ★★★★★★★ ★★ ★★ 圧倒的に、七里田温泉のラムネ温泉(下湯)の勝利。というか、ただ炭酸が多ければいいというなら断然ここですが、逆に炭酸ガス中毒の危険もあるのだから、心して入らねば地元の方に迷惑です。
炭酸の状態。
写真をクリックすると大きく見えます。
60秒間お湯に腕をつけてから取りました。



クリックすると、→炭酸の泡の立つ動画見えます。
ただし、ブロードバンドのみ
写真をクリックして、炭酸の泡のつき方を比較してください。どれも60秒で撮影しています。
後味 ★★★★★ 長湯温泉のラムネ温泉は、わずか5分つかった程度でも、腰のあたりがジワ〜ッと温かさがました。効能抜群という感じです。
設備の充実度 ★★ ★★★ ながの湯には、家族湯も三つほど備えてあり、無料休憩室も狭いながらありました。とても清潔に保たれています。
長野温泉のラムネ温泉は、着替える場所がやや暑苦しくて狭いかな。家族湯も二つあります。
七里田温泉のラムネ温泉(下湯)は湯船の中に鉄さび色の湯垢がたくさん浮いてくることがあり、そこをもう少し改善できたらというところです。建物自体は一番老朽化が進んでいますので、大切に入りましょう。
休憩には七里田温泉館が使えます。家族湯はないようです。
もう一度入ってみたい度 ★★★★★ 長湯温泉のラムネ温泉は効能感が何とも言えず腰の辺りにまだ残っているような気分。
もう一度入りたい炭酸泉としては日本一です。日本一の炭酸泉ですね。
評価 炭酸含有量としては、他の二つを大きく引き離しています。ダントツの一位です。まさに日本一の炭酸温泉の名前は、このお湯のためにあります。 じんわりと後まで体に効いてくる効能の実感ではここに勝るものなし。日本一の名前はだてじゃない。 なんと言っても温かいのはこちら。冬場はここに限るでしょう。湯の量も豊富。 炭酸含有量日本一は、七里田温泉のラムネ温泉(下湯)にほぼ決定(炭酸ガス中毒の危険も。十分注意)
しかし、もう一度入りたい炭酸泉としては長湯温泉のラムネ温泉。

長湯温泉の皆様へ。
七里田温泉が炭酸ガスの量としては長湯温泉をしのぐことは、私の一度きりの入湯比較の結果です。正確な比較は、別の専門機関にゆだねる方が良いでしょう。温泉の効能感としては、やはり長湯温泉は日本一でしょう。もう一度入りたい炭酸泉としては、やはり日本一だと思います。
万が一、このページが長湯温泉の評判に傷をつけるようなことがあれば、まことに申し訳ございません。私は長湯温泉も七里田温泉もとても愛しています。それだけに、それぞれの特徴をはっきりさせたかったのです。



2008,2/3 記す

近頃、長湯温泉の炭酸含有量が日本一であるかないかを云々して、その看板を変更させるなどというさわぎが起こっているとのこと。随分昔に作ったこのページも、その騒ぎの一因になっていないかと気になります。

私はそのような騒ぎを嘆きます。そもそも日本一であるかどうかを日本中の温泉の炭酸含有量を調べ上げた後に結論づけることなど、土台できる筈もなく、そのような調査は労力 の無駄です。日本一というのはいわば登録商標に近いものでしょう。例えば日本一のきびだんごと、桃太郎のお祖母さんが言うのなら、それは日本一でいいではないで すか。そんなことにケチを付けて何を得たいのですか。

長湯温泉の方々は人を癒すために非常に良い努力を長い昔からされておられる。その努力が全く評価されずに、看板にケチだけ付けられるというのは実に嘆かわしいことです。ケチを付ける人はあら捜しばかりでなく、同時に良い点の正当な評価をしていただきたいものです。また、百歩ゆずって長湯温泉が何か難点を持っているとしても、それよりもはるかにひどいことをしている他の温泉業者達を先に指摘する方が先でしょう。

あ ら捜しのしやすい所をターゲットにして難癖を付けるかの如き風潮は、正しい努力をしている温泉業者の士気を低下させるものです。そうではなく、温泉の何が 人を癒しているかを表現してほしいです。長湯温泉につかって、その気持ち良さを肌で味わってからモノを言ってください。人を癒すのは、良質の温泉であると 共に、それを守るために地道に努力している温泉業者、温泉組合の方々、温泉を守ってきた地域の方々です。彼らが報われるような言論を私は応援します。

はっきり言います。あら捜しはやめてください。人のアラを捜しても、正しい世の中は出来ません。あら捜しではなく模範を示してください。

2003-08-10 一部追加

2003-08-06 初掲載